第5回国井誠海賞受賞
第5回を迎える今年は4月8日に顕彰式が行われた。
今年で第五回目となる「国井誠海書奨励基金」の受賞者が決定し、去る4月8日、東京丸の内・社団法人銀行協会にて顕彰式が行われた。
本賞の目的は、書壇にも芥川賞や直木賞に相当するものを作り、50歳以下の若手作家を顕彰することで、書の普及・発展を図り、ひいては日本文化の向上、発展に寄与するというもの。
過去4回は3名ずつの選出であったが、今回は安藤豊邨、今田悦子、原田凍谷、師岡和代の4氏が受賞した。過去4回の受賞者は以下の通り。第一回、川合玄鳳、後調香輝、師岡鷹峰。第二回、飯塚嘉子、澤江抱石、添田耕心、第三回、岩田明倫、田村鄭雲、中野和博。第四回、加藤裕、佐伯司郎、長岡輝美氏。いずれも次代の書道界を担うにふさわしい面々だ。ここに新たに4名の作家が加わることになった。
国井誠海氏からは各受賞作品の評価を交え祝辞が送られた。また、受賞者からの力強い喜びの声に会場は大いに盛り上がった。(雑誌墨第156号より)
第53回 2001年毎日書道展出品作
「樹の祈り 宗左近詩」 原田凍谷 作品
昨年度の毎日書道展の作品。今までの活動が評価されました。